今回の小文枝襲名は、「文枝の名前は三枝が継ぎましたので芸はわたくしが…」という文珍氏の自負を高めてくれる効果が有りそうな。
文珍さんの落語はわりと好きなので彼の芸が高まれば良し。
でも、師匠の芸を継承する自負を持つ者としては、文枝はそんなでなくてもむしろ小文枝の名前は欲しかったろうなあ。
今でも“小文枝師匠のほうの文枝”“三枝さんのほうの文枝”とか言うぐらいあの長谷川多持であるところの師匠は“小文枝”こそが名前である印象だから。