貴君を「能楽ジャーナル」に起用してから、いままで、評価もさることながら、さまざまな批判や指摘も私のもとに届いてます。
しかしその都度、老生は「彼はまだ若いから、長い目で見てほしい、その内に変化が出てくるから」と庇い、ガードしてきました。
しかし、貴君も私の子供たちと同じく、もう五十歳に手の届く年齢になり、いつまでも若いからという弁解はききません。
書くものにも人格が出てきます。人間性も含めて評価されるようになると思います。
この際、やはりはっきり言っておいたほうがよいと思います。
「天狗になりすぎている」
「自信過剰である」
「無謬 (註:理論・判断などに誤りがない) 主義である」
「謙虚さがない」
などなどがありますが、どうもそれらの集約されたものが、残念ながら今回は貴君の態度に出てきたような気がします。
自信は必要ですが、やはり謙虚さがあっての自信でなければならないのではないでしょうか。
賢明な貴君のことだからお分りだと思います。