>>433
あれが石像に見えたあなたはハプスブルグ家を理解していません。
あれは生きた牡鹿です。
フランツの皇帝としての面目を保たせるために、
ゾフィーの命により生きた牡鹿が足元を石膏固めされて
撃ちやすく林立しておるのです。
あの微動だにしないお行儀の良さはさすが帝国の飼い鹿、
我が国の伊勢神宮の御神馬に匹敵します。
そこまでしてもらっても、角を落とすまでにとどめたところに
フランツ・ヨーゼフの心の優しさが象徴されているわけです。