半月たってしまいましたが、大阪で雪組「ハウ・トゥ・サクシード」も見てきました。
ブロードウェーでの初演は半世紀も前のことで、私が生まれる前なんですね。
アメリカンなコメディ作品は、宝塚にとてもマッチしているように思います。
セットを見ただけでも、無条件に楽しめる雰囲気が伝わってきました。
音月桂の演技も軽快で、愛されるキャラクターを見事に演じています。
あの明るさと爽やかさは、なかなか今までのトップにはなかった持ち味ですね。
これからも弾けた演技を見せてもらいたいです。

舞羽美海は役柄的にヒロインというほどの存在感はありませんでしたが、
まずまず無難に演じているようでした。ソロ歌が何度もありましたが、
歌は前より下手になっている感じでした。「黒い瞳」ではまずまず上手になって
きたかなと思いましたが、やはり実力が伴っていないようです。

スミティを演じた愛加あゆは、よくみるコメディの脇役という役柄でしたが、
可愛らしくて目の離せない存在でした。役によっていろいろなキャラを
演じ分けられるのは、なかなか見事です。
男役では沙央くらまがカッコ良かったのですが、歌がもっと上手ならば…と
思いますね。そんなに歌う場面はありませんでしたが。

「灼熱の彼方」も含め、関東では見られない演目でしたので遠征した次第ですが、
どちらも印象に残る楽しい作品で何よりでした。( ´∀`)v