「白バラのプリンス」と呼ばれた宝塚歌劇団の往年の男役スター、
春日野八千代(かすがの・やちよ、本名石井吉子〈いしい・よしこ〉)さんが
29日午前10時34分、肺炎のため亡くなった。96歳だった。

神戸市生まれ。宝塚少女歌劇団時代の1929年に初舞台を踏んだ。
戦前は「お國歌舞伎」「花詩集」「ウイナー・メーデル」などに主演、
39年のアメリカ公演にも参加した。

戦後の46年4月、進駐軍に接収されていた宝塚大劇場の再開第1回公演「カルメン」に
ホセ役で主演して以来、雪組組長兼主役スターとして宝塚復興の大黒柱に。
「南の哀愁」「ハムレット」「虞美人(ぐびじん)」「源氏物語」「君の名は〈ワルシャワの恋の物語〉」など、
端正な容姿と気品のある演技で多くのファンを魅了した。

ソース1:
http://www.asahi.com/showbiz/stage/theater/OSK201208290108.html
(画像)春日野八千代さん=雑誌「宝塚おとめ」より
http://www.asahicom.jp/showbiz/stage/theater/images/OSK201208290109.jpg