鎌足で思ったけど、トップの描かれ方に二種類あって、大義のほうが人命より大事と信じる男と、人命に勝る大義はないと信じる男と。
ちえのナポレオンや、みちこの桐野は完全に前者で、志の為に殺人や戦争を起こすことに疑問を持ってない。
だからか、よく考えたらやってることは殺人なのに、目的を達成して良い顔してるんだよな。
紅鎌足の面白いところは、完全に後者で、己の志より人の命のほうが大事だと感じてるところ。
時代の成功者となっても良い顔どころか犯した罪悪感でいっぱいになってるのな。
こういう印象が、いい意味で宝塚に迎合できないタイプなんだろうなと思った。