無知なオヤジほど、自分は世の中のことを知っていると思っている。
聞けば、話のほとんどがテレビの受け売り。
自分で得た情報はまったくない。自分が無知であることすら気づかないのか?
大衆の知性なんて、やっぱり疑わしいものだよ。
「民主主義を疑え」って本があったけど、まさにそれが時代の本質かもね。
社会経験は大して役にたたない。
経験ではなく、洞察力の問題である。
けっきょく、大人も子供も、その知識の大半は、メディアから得たもの。
自分で見てきたものなんて、ほとんどない。
おれのジイサンも、富山の山奥からほとんど出たことがない生活を
送ってた農業人だったが、
芸能界や政治の裏側にものすごく詳しかった。
結局、世の中のことは、ごく一部の人間にしかわからない。
多くの人は、テレビでみた、週刊誌・ネットで読んだ、
という次元でしか、世の中を知らない。
それでいて、自分はなんでもよく知っていると思ってるものだ。
社会の仕組みはリーマンなど凡人にはわかるものではない。