■CCHR−障害をつくり出す精神医療 より

カナダ人心理学者、タナ・ディニーンのレポートで、「可能性の高い原因、適切な措置、および予後(予想される治療後の状態)の可能性を伝える医学上の診断とは異なり、
DSM第4版およびICD第10版に掲載された『精神障害』は、精神科医仲間の同意によって決められました。」それは実際、APA委員会のメンバーの投票によって決められたのです。
それは主に金儲けのためでした。
「投票を使った科学」的手順は、他分野の健康専門家と同様に素人にとっても驚きです。彼らはDSM投票会議を目撃したのです。「精神障害は科学的な基本や手順なしに
確立されました。」 DSMの審問会に出席した心理学者の言葉です。「低い知的努力のレベルは、驚きです。診断は、レストランを選ぶ時に使うような多数決で発展したのです。
それから、その結果がコンピューターに打ち込まれます。それは私たちの純朴さを反映しているかも知れない。しかし、私たちが信じていたのは、これらのことについて
科学的に考察する試みがあったということだ。」

「Making Us Crazy」の著者であるハーブ・カチンズ教授とスチュアート・A・カーク教授はこう述べています。「人々は精神医学の診断基準マニュアルから見せかけの安心
を得て、人生や自分が属する集団の中での厳しさ、残酷さそして痛みが、精神医学的な病名というレッテルによって説明がつき、錠剤によってなくすことができるという幻
想を信じるようになるかも知れない。確かに、私たちには多くの問題があり、それらに対処するために、数限りない奇妙な方法で、悪戦苦闘している。しかし、人生は少しで
も変わるだろうか?」