「大西信用創造プロセス」では銀行は常に、物理的に貨幣を準備と貸し出しとに分割している。
ところが実際のマニュアルでは、日銀に関して言えば、毎月1日から月末までの毎日の預金の
平均残高を計算し、ついで、その月の16日から翌月の15日の間の毎日の日銀当座預金の
平均残高を計算し、それらの比率が預金準備率に合えばよい、とされている。つまり、銀行は、
先に預金設定によって貸し出せるだけ貸し出しをし、後から準備を積めば、それで十分なのである。