群馬県教委 音楽教師を懲戒免職 備品楽器を売却
毎日新聞2018年7月18日 19時45分(最終更新 7月18日 19時45分)
https://mainichi.jp/articles/20180719/k00/00m/040/073000c

群馬県教委は18日、偽造領収書などを使って勤務する学校から公金をだまし取ったなどとして、
県立館林高校で音楽と吹奏楽部の指導を担当する男性教諭(46)を懲戒免職処分にした。

館林高校が所属する東部地区吹奏楽連盟と邑楽館林吹奏楽連盟によると、
男性は両連盟の会計から少なくとも計630万円を横領した疑いもあり、学校が警察に被害届を出した。

県教委学校人事課によると、男性教諭は昨年5月〜今年1月、
「レンタル楽器」や「歌集」などを購入したように見せかけて、請求書や領収書を偽造し、
保護者から集めた現金などから計90万5903円をだまし取った。
自らの楽器購入費や生活費、借金返済に充てていたという。

前任校でも2007〜09年度に備品の楽器6点(購入時の価格計125万7900円)を中古楽器店に売ったとしている。
県教委の調査に「複数の消費者金融から数百万円の借金があった」などと説明しているという。
県教委は、指導監督を怠ったとして、校長(60)を戒告処分とした。【杉直樹】