順番が前後してしまいました。
私が見落としました。申し訳ありません。

>>88
ハッキリ言うが、演奏者にとって「急がば回れ」という言葉は百害あって一利なしだよ。

当たり前だけれど、演奏は一度きりの勝負。
失敗したり、思うような演奏ができなかったからといって、「もう一度やらせて下さい」というわけにはいかない。
それならば、「自分にとってのベストな演奏」を「常に」「当たり前のように」できるように心がけ、
「ベストな演奏をいつも、当然のこととしてできる」ようになるために練習するべきだ。

もちろん、合奏というのは集団行動だ。
自分1人だけ、やりたいように演奏するわけにはいかない。
他人に合わせ、自分のペースが乱された結果、自分の本来のペースを崩されてしまうこともあるだろう。
そうしたら、また個人練習で、演奏の勘を取り戻すんだ。

ちなみに、私は金管楽器(トランペット)を演奏している。
金管楽器は、唇などという不安定なものを使っていることもあるのだろう、
安定した音を出す事が難しい楽器だが、
それでも、社会人になり、週一ペースでの練習しかできなくなった今でも、
大きく実力を落とす事なく演奏できていることは、私にとっても驚きだ。

もちろん、そんな練習だから、吹き続ける為のスタミナは大分落ちた。
それでも、週何回かの練習を再開すれば、少しは以前のスタミナが回復するだろう。
ただ、そうすることができるのは、無理のきく若い頃に充分な練習をしたからだと思う。
今昔と同じようなことをしろと言われても、絶対に不可能。
なぜなら、私の体は、学生時代に比べれば、疲れがたまりやすく、疲れが取れにくい体になった。
だから、「繰り返しの練習で体に奏法を叩きこむ」というやり方は、もう効かない。

だからここを書き込み、ここを閲覧している皆さんには、今の私の真似はしてほしくない。
「今だからこそできること」は本当にあるのであり、この時期の練習は本当に大事なんだよね。