>>406
レス遅くなりましたが、同じ様な比較で2005の課題曲パクス・ロマーナを調子に乗ってご紹介。
比較対象として神大、松陽高、敷島中。好みはあるかと思いますが、どれも良い演奏です。

先ず、ファンファーレ後のClのメロディとFlの合いの手、次のTpとTbのメロディのフレージング。
神大、松陽高ともにメロディと合いの手、各楽器のフレージングを意識して統一しているようで
松陽はフレージングを統一しつつ全体的に音楽が自然に流れていくのに対して、神大は更に
古代ローマ帝国軍の重装歩兵の重々しさを表現しているのか、やや遅めのテンポ設定と
フレージングが、楽曲を通して統一されているのに対し、敷島中はその辺をあまり意識
していないのか、何かしら音楽的な考えに基づいたものなのか、あまり統一されていない印象。

あと後半、Tpの主旋律とHrの対旋律で進行していく部分からの打楽器。
松陽高、敷島中の打楽器は味付け程度に使われているのに対し、神大の打楽器は
音色、バランス、打楽器間のアンサンブルなど、他団体とは一線を画した使い方をしていて
特に最後のファンファーレの前辺りから曲終わりまでが非常に面白いので、是非聞き比べてみて
いただきたい部分です。

縦横が揃ってるとかミスが多い等の上手い下手は別にして、上記3団体以外でも同様の比較をして
聴いてみると面白いと思いますので、お時間があったら是非!