まあ、辞めたいなら勝手にすればいいけどね。
それによって生活が困窮するわけでもないし。

ただ、社会人になっても吹奏楽を続けている身としては、
もし吹奏楽を辞めてたら、会社と自宅を往復するだけの毎日になってしまい、
休日は何をしていいか分からず、むなしい毎日を送っていただろうことを思うと、
ほんと吹奏楽を続けていてよかったと思うよ。

そりゃ、吹奏楽部を辞めても社会人になってから楽器を再開することは可能だけど、
社会人になるとそうそう楽器にばかり時間はかけられないし、第一、吹くところがない。
河川敷とか誰もいないところがあればいいが、ないならカラオケボックスとか、
音楽スタジオを借りることになるけど、当然有料だからそう頻繁には借りられない。
ブランクがあるから、短い練習時間では学生の頃の感覚を戻すのに時間がかかるだろうし。
それでも小型楽器ならまだましで、大型楽器や打楽器はもっと苦労するだろう。

そう考えたら、毎日、学校の音楽室で、先輩に教わりながら、備品の楽器を、
しかも全て無料で好き放題吹ける学生が、いかに恵まれているかが良く分かるだろう。
こんなチャンスを、自ら早々に捨ててしまうなんてほんともったいないことよ。

中高の部活なんて、どんなに長く続けたってせいぜい2年半で退部なんだから、
そんな焦って結論を出さなくてもいいように思うけどね。
ま、どうしても辞めたい、もう楽譜や楽器は見るのも嫌、というのならしょうがないがね。