PRC-621 と同型と思われるのを中華の工場から直輸入して今日手元に引き取ってきた。
https://www.alibaba.com/product-detail/TU029-2-4-C-Key-Frontal_60098435862.html?spm=a2700.8443308.0.0.6bc03e5fDdTHqo
https://sc02.alicdn.com/kf/HTB1PjlFKVXXXXbJXVXXq6xXFXXXk/TU029-2-4-C-Key-Frontal-Piston.jpg

先に結論。自分が吹くには充分以上。

以下長文。興味があれば。

値段は最終的に 20万ちょっと。野中のと比べて税込みで10万弱の差が出たことになる。
楽器屋を通さないから楽器としての検査はないのでカスを引く可能性はもちろんある。あくまでこちらの手元に届いたのはこういう感じという参考程度に。
今回の工場がプレソンの工場というわけではないのでその辺も誤解のないよう。

くだけた英語でいいけど工場の営業の人と直接やり取りが必要。
受注生産だったので工期は注文成立から一ヶ月弱。7月初旬に注文成立なので全部で二ヶ月位かかったことになる。
個人で税関を通そうと思って近場の港を指定したけど、田舎過ぎて個人で税関を通す環境でなかったので急遽業者に代行を依頼。
4万近く余計にかかったので最初から宅配(DHL など Door to Door)サービスを使った方がよかったかも。

楽器自体はと言うと、
音は YBB-103 と同等と思ってもらっていいと思う。(そんなに種類を吹いてないから例が出せない。すまない。)
比べればもう少しクリアでしっかり吹き込んで音は出せる。限界はまだ試してない。
音程はいわゆる金管の倍音の癖程度で問題なし。1番管が若干低めだったけど充分調整可能。
ピストン、スライド共に問題なし。普段の手入れ程度に手を入れるだけで充分。なぜか 1〜3番管だけはやけに丁寧にグリスを塗ってあって手を入れる必要がなかった。
ピストンはオイルさえ塗れば軽快だが馴染むまで多少作動音がしそう。溶接などの問題もなさげ。おそらく工業製品としての精度は充分安定していると予測できる。
肉厚はおそらく結構薄め。先述のピストンの音もそのせいで多少響くのかも。
ケースはセミハードでファスナーで閉めるタイプ。キャスター付きで素材がゴム系のようで音はしないしクッションが効いている。リュックとして担ぐベルト付き。
管体表面には細かい擦傷が広範囲にある。これが気になる人はダメでしょうな。