「可愛いベイビー」など人気歌謡曲のアレンジから吹奏楽、アニメ音楽の作曲まで幅広く手がけた作曲・編曲家の東海林修(しょうじ・おさむ)さんが4月30日、悪性リンパ腫のため死去した。85歳だった。葬儀は家族で行った。
60〜70年代に「可愛いベイビー」(中尾ミエ)「危険なふたり」(沢田研二)やグループサウンズの曲を多く編曲。テレビ番組でも活躍し、「シャボン玉ホリデー」の音楽や「笑点」のテーマの編曲も手がけた。作曲でも「愛の肖像」(野口五郎)などがある。
72年にNHKの音楽番組「ステージ101」で発表された合唱曲「怪獣のバラード」を作曲。
77年度全日本吹奏楽コンクールの課題曲として作曲した「ディスコ・キッド」は、今も広く演奏されている定番。
シンセサイザー作品の先駆者としても知られ、81年の劇場用アニメ「さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅」の音楽を担当した。