吉高来るのか?

最終回 156話 別荘での勉強会

 新次郎があさのやり遂げたことを祝福したあの日からしばらく経ったある日のこと、和歌山からはつがやって来ました。
 あさとはつはこれまで歩んで来た道のりを振り返り、励まし合いました。
 その6年後の1910年(明治43年)。四人目の子供を妊娠している千代を訪ねて、留学先の米国から帰国したばかりの宜がやって来ました。
 宜を歓迎するあさは、富士山の近くの別荘で女性たちのための勉強会を開くことを宣言し、その勉強会に宜も参加するよう呼びかけます。
 月日は流れ、別荘での初めての勉強会を迎えました。
 あさは集まった女性たちに「柔らかい心」を持って人の役に立つ道を説くのでした。


最終回の時代背景は1910年(明治43年)。
新次郎の実在モデル・広岡信五郎氏は1904年(明治37年)に亡くなっていますので、今回は新次郎もすでに逝去後と思われます。

「富士山の近くの別荘での女性たちのための勉強会」が描かれることがわかり、期待せずにはいられないことが一つあります。
史実では朝ドラ『花子とアン』のヒロインの同名実在モデル・村岡花子氏もこの勉強会に参加しているのです。