>>127
長文失礼
このドラマは、秘密や嘘についての台詞がちょいちょい出てくるね

4話菊比古:見せてるよ、一世一代の大嘘だ
8話与太郎:隠し事のねえ人間なんて色気がねえ
8話与太郎:世の中には言葉にしねえ方がいいこともある、それが人の和ってやつだ
6話助六:なぁ坊、たまには泣き言ぐらい言ったらどうだ(実際に泣き言を言ってた七代目に菊比古は「苦手」「似たくない」と)
最終話八雲:みよ吉さんはアタシと居る時はたいそう優しかったよ(みよ吉もまた優しい嘘つきだった)
最終話小夏:どうなんでしょうね(八雲のマル秘人生スタイルそのものに小夏は弟子入りした模様)

秘すれば花なり、で最後まで秘密を明かさない人たちは花なんだろうけど、
そういう人たちだけでは回らないのが世の中で、秘密(助六達の死の真相)を見守ってあげるのが松田さんの役割、
思いやりからさりげなく、無意識にあれこれ甲斐甲斐しくブレイクスルーさせてあげるのがお栄さんの習慣であり役割と見た
ちょいちょい口軽に思える行動は、お栄さんなりの配慮によるブレイクスルーかなと

みよ吉のこっそりハガキ→お栄さんが菊比古にハガキを渡して居所を伝えることで新展開が
与太郎の真打昇進(まだマル秘)→お栄さんが床屋に話してみんなに伝わることでお祝いモードに
小夏の相手を与太郎に示唆→お栄さんも確証ではないので探りを入れるのと、小夏の秘めた苦しい思いを隠さずに応援してやりたい気持ちかな?
最近ふと思うんだけどね→お栄さんなりに、ただ一人誰にも言えずに秘密を背負って生きてる小夏を心配しての水向け?

短い尺と台詞のチョイスの中で、粋と言われる世界を上手いこと役割分担で回していると思うよ、この脚本
(一応、助六達の死の真相についての八雲の告白が最後までぜんぶ嘘だったという解釈下での感想だけど)