あえて書こうか

元々大河ドラマは左の人のためのものである
戦国物は不幸な戦争を終わらせた人たちの物語、幕末物は誤った政府を打倒する物語、
時々勘違いした右の人が勘違いした大河を作っては自滅していく(清盛とか)

今回の大河はその最たるもので、「日本すごい」を前面に出してしまった
宮崎作品の「風立ちぬ」みたいに先行する外国に日本がどう追いつくかみたいな話にすればいいものの
「金栗はすごい日本人のランナーだ」で話を作ってしまったからいろんなところで無理が出た
…でこれが今の結果なんだろう

多分漫画「栄光無き天才たち」みたいにスポーツ選手、その関係者を毎週一人づつ取り上げ
その語り部に志ん生を使えば(スポーツ選手だけでは話はすごく単調になる)結果は違っただろう