>>878
>気鋭のクリエイター
の割には酷いな...ちょっと長くなる。

"チープ"って簡単に言うが、それを映像にするのは難易度が高い。
なぜなら、可能な限り捨てる要素を多くする必要があるからね。

でも全てを捨ててしまったら「チープな表現」ではなく単に「チープ」にしかならない。
捨てない部分は死守する必要がある。

MV冒頭、花梨がカメラのスタートボタンを押しにくる動作で
この動画が、いわゆる「踊ってみた」を意識してることは判る。

花梨のつま先が画面から切れてるのも、この映像は彼女達自身が撮ったんですよ的な
演出なのも理解出来る。
でもそれなら画面右下に飲みさしのペットボトルの首が見切れてるくらいのコトはして欲しかったがw

彼女達が撮影した体で始まってはいるが途中から明らかに第三者が介在してる画になり
「踊ってみた」の文脈から遠く外れていく。

スマホで撮ったというが、それを証明する画は無いし仮にこのスマホで撮りました的
アリバイカットがMV内にあったとしても馬鹿正直にスマホで撮る必要はない。

非常に大きな問題は、あのMV、アイドルが絶対に死守すべき要素を捨ててしまってるのよ。
顔をね。

「ブレて見づらい」「オートホワイトのせいで色が途中変だ」なんてことは絶対にあってはならない。
繰り言になるが、アイドルが絶対に死守すべき要素をその時点で捨ててしまってる。

アイドルのMVは、言葉悪いが演出家のオナニーの為に存在するのではない。
徹頭徹尾アイドルを見せる為に存在する。
「ブレてよく見えない」とか「色が途中でおかしくなる」なんてのは論外中の論外だ。

楽曲は良い。
でもこのMVを演出した奴は、アイドルを全く理解してないし何が重要なのかの思考の跡が
全く見えない。