これまで散々>>77をコピペして悪態をついてきた俺だけど、
やっぱ今回も名作ドラマだった。
俺の負けだテロ朝!
ラストの、遺言状作成での里見と財前に号泣したよ。
田宮版唐沢版でのラストは遺体を運ぶシーンを持ってきてて ( 遺言状朗読を被せてたけど ) 、
お涙頂戴でしかなかった。
でも岡田版は原作通りに、財前と里見の視点による死生観と心の安寧、尊厳を切り取った最高のラストだった。
財前を見守る松ケンの一番最後のアップは怒りや悲しみを超越した表情をしていて、
不覚にも菩薩観音様にすら思えた ( 涙 )

原作ラスト
病理解剖室にて。
「・・・・財前もまた自らの遺体をもって医学に貢献しようとしている。
そこには、医学者の神聖と尊厳が充ち溢れている。
医療は神の祈りであることを忘れ、白い巨塔の野望に敗れた財前の魂を洗い浄め、鎮めるような荘厳なミサが、
清澄な光と一つに溶け合った。
里見の胸に、財前の魂を弔う祈りが強く沸き上がってきた。」(終わり)