>>22
封建制度はインドが植民地化される寸前まで維持してた制度だが?
インドではヨーロッパよりもさらに徹底していて、王族に生まれればたとえ没落しても平民になることは許されず、豪華な装飾品に囲まれながら餓死しなければならなかったとされる。

それはともかく、日本の封建制度は江戸時代にはかなり形骸化されていて、商人なんかも代々血筋で続いているように見えながら、じつは優秀なものを出自にとらわれずに養子に迎えていたりする。
分野によっては、血筋を無視するのがむしろ原則だったりする。たとえば演芸の世界では、親子の流れではなく、師匠と弟子の流れで第何代とか言っている。
実質的には、日本はヨーロッパよりも、アメリカに近かっただろう。

ちなみにヨーロッパでは市民と農民とは住む場所が違うのみならず、市民の住む城内と農民の住む郊外とには、城壁という物理的境界があった。
ヨーロッパに限らず、中東やインド、中国においても、都市は必ず城壁に守られ、郊外の農民や遊牧民と物理的に隔てられていた。アフリカのジンバブエにすら城壁はあった。
アメリカ人は、少なくとも白人同士では平等を志向していて、都市を作っても城壁だけは作らなかった。このことは、彼らにとって、世界に類を見ないすばらしいこととして、長く誇りにしていた。彼らが日本を知るまでは…