>>146
絵画に関しては俺は最終的には売ってはいけない種類のものにまで興味が出てしまったから、何というか縁故を作って画家やその家族に繋がるために集めてる意味もあるんだよね。
芸術家にはオープンにしないつもりだった個人的な作品を生涯に何点か残す人もいる。たぶん独立時計師にも製品ではない作品ってあるんじゃないかな。
そういう種類のものは本人も見せるきっかけが無いとなかなか見せてくれないし、見せた時に理解されないことを恐れている。
例えば末期癌で亡くなる前に鉛筆でスケッチした自画像とか。死相や、汚さ醜さも出ていてギョッとするんだよね。画家が人生で大打撃を受けた時に描いたものとかも苦痛、暴力性が出ていたりする。
本人が亡くなった後、家族がこれは部屋に飾る種類のものではないし置く場所も無いからと売ってくれることがある。
本来なら遺族が保管するような作品を縁故で譲っていただいた例なども多いので売ってはいけないと思っている。