http://www.huffingtonpost.jp/2018/01/19/russian-national-loan_a_23337775/
「ロシア帝国時代の国債返せ」フランス人40万人がロシアに請求。その額300億ユーロ

ロシア帝国時代に発行された国債を購入したフランス人の子孫ら約40万人が、
ロシアに返済を求める活動をしていることが明らかになった。
フランスの国際放送局「ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)」などが1月13日に報じた。
返済要求額は、総額300億ユーロ(約4兆円)にのぼるという。

問題となっているのは、ロシア帝国が1867年、鉄道事業のための
資金調達を目的として発行した国債。その際、ロシア側は金を担保にしていた。
フランス人らは約30年間にわたって国債を購入し、総額150億フランに上ったという。
現在の価値で530億ユーロ(約7兆円)に相当する。
当時の有価証券約2800万枚は債権者らの子孫らが「相続」し、現存しているという。

ロシア国営ノーボスチ通信によると、ロシア帝国を打倒し、
ソ連を建国した指導者レーニンが1918年に返済の拒否を決定。
一部を除いて債権者らは返金を受けることができなかったという。