フランス革命の始まりは「貴族の反乱」からだった
単純に説明すると、ネッケルらが特権階級からも課税しようとしたことに対して、
貴族どもが逆キレして「課税したければ議会を開いて真偽を問え!!」って喚きたてただけなんだが、
絶対王政下のフランスの場合、175年間三部会を開かずに国王の絶対王政が続いていたという特殊事情があった
そのために貴族どもの「議会を開け!!」っていう絶対王政への反乱に、第三身分の平民たちも乗っかって、
貴族と一緒に平民も「三部会を開け!!」って要求したから、
国王サイドも拒否できなくなって三部会が開かれた

もっとも、三頭派のバルナーブやアベ=シェイエスらは、三部会を開かせるところまでは貴族の反乱を支持しつつ、
三部会が開かれたのちは平民階級で会全体を乗っ取ってしまうことを選挙中から考えていて、
三部会を冒頭から議決方式を巡って紛糾させ、
そしてシェイエスが「第三身分とは何か」の中で、
「税金を払っている第三身分だけが真のフランス国民で、税金を払わずに第三身分に寄生しているだけの聖職者・貴族は偽の国民だから、貴族や聖職者の部会は不要。
真の国民である第三身分の部会だけで良い。だから我々の平民部会こそがフランス国民議会である」
と主張して、国民議会が成立

その後、1789年7月14日のバスティーユ襲撃によりフランス革命が勃発した