>>285
トッド理論に忠実かどうかを何をもって定義するのかにも
よるがかなり我田引水に氏の考えを引用して独自の構想に発展させている
ことも確かな新書だったと思う。

直系家族システムを基軸として明治維新や大日本帝国を説明しているが
実際どの程度権威主義的な家族構造が国家レベルにまで影響を与えたかはかなり
詳細に各地方ごとの人口、家族動態を分析しないと判明しないと思うのであくまで
話半分に読めばよいと思うが

日本の歴史人口学について知りたいならやはり先駆者の速水融教授の著作を読んだ
ほうがよいかと