>>509
言えない

それをトッドはデモクラシー以後指摘してるし、
それの元ネタのエリートの反逆には、機会の平等だけをやっても
全く実現しなかったこと、リベラルがそこに書いたように大失敗したことが記されている

英国のブレグジットショックもCHAVS弱者を敵視する社会に詳しく書いており、
国会の緑の椅子に座るのは国民の4倍以上にもなる私立高の出身者たちばかりで
保守党だと5人に3人は私立高出身、キャメロンたち政治的エリートの半数はイートン校を出てる
労働党が工場や鉱山労働者から議員に立候補してたのは昔の話で、
選挙を重ねるごとにいなくなってしまった
今じゃ下院に肉体労働者から議員になった者は20人に1人。

議員だけでなくエリートが労働者階級の為に働かないどころか、攻撃までしてくるようになった

例として、リチャード・ヒルトンのフィットネスクラブ ジムボックスでは新しいクラスを作ると発表した
その名もチャヴ撃退術
「ブーブーうるさいチャヴどもにASBO(反社会的行為禁止命令)は不要、蹴りを入れてやれ」
こんな広告がホワイトカラーの不安を煽った、しかも驚くべきことにヘイトスピーチに当たらないと判断され大成功した
他にもブルーカラーや貧困層を排除する旅行会社など、経済的弱者は排除してる者達に共通するのは、
同性愛者や障害者を差別しないどころか、それをやってる人たちに怒る政治的正しさを持ってるということだ

この者達は違う階級がどのような暮らしをしてるか、報道などで切られた一部分しか知ってないので怠け者のレッテルを貼られる
これは日本の生活保護者やニート叩きとも通じる
国内でもSSM調査で、親の資産、母親の学歴、父親の学歴の順に高等教育を受ける確率が増え、職業を世襲してるのにだ

世界中で機会の平等だけやっても、それは結果の平等がある程度ないと出来なかったことが明らかになったのだ