これまで共訳に二回参加したことがあるんだが、監訳者の先生のやり方は全く違ってたな。
片方は訳に参加した俺たち若手数人の名は「はじめに」で触れられてるだけで、完全に先生の業績扱い。
もう片方は俺たち若手の訳を先生が徹底的に添削してくれてものすごく勉強になったんだが、
先生は「君らの訳だから君らの名前で出しなよ」と言って頑として訳者名に加わることは固辞されて、
逆に「はじめに」で先生のお名前に触れるだけになってしまった。
偉い先生の「偉さ」って二種類あるんだな、と思ったよ。