唐宋変革期 2
レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
宋の時代、「天」をめぐる考え方に大きな変化が現れた。
それまでの天は人格的であり意志を持って人に賞罰を下すとされたが、
宋代以降、天は意志をもたない自然的なものであり、
天と人とを貫く法則にただ理があるとされた。
このような天観の変化により、『易経』を中心として新しい宇宙生成論が展開された。 人格神としての「天」から、意思を持たない自然的な存在としての「天」へ。
欧州でいえば17世紀オランダのスピノザ哲学を思わせる、大きな思想革命だ。
このように、宋代には、千年前の世の中とは思えないほどの啓蒙思想が台頭した。
同じ時期の欧州人が魔女狩りに狂奔してたことや、日本人が怨霊の祟りを恐れて
ガクブルだったことを考えれば、非常に先進的だった。 レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。