17世紀にブルボン家とロレーヌ家の和平の一環として、ルイ14世の弟オルレアン公フィリップの王女とロレーヌ公が政略結婚するけど、一部から不釣り合いな縁組と見なされていた。しかし、ルイ14世は貧乏なロレーヌ家に嫁ぐ姪に90万リーブルの持参金を付けて送り出した。

当時、ロレーヌ家は格下に見られていたが、それでもロレーヌ公の婚姻政策の見事な采配によって神聖ローマ皇帝を輩出する。

このロレーヌ公、息子をハプスブルク家の相続人であるマリア・テレジアと結婚させるばかりではなく、娘をルイ15世と結婚させようと画策するなど凄い人。