「すべての国家が原子力潜水艦をほしがっている」と森本敏元日本防衛相(76歳)が今月6日に中央日報との単独インタビューで明かした。森本元防衛相は北朝鮮の核兵器実験や韓半島(朝鮮半島)情勢、韓国の原子力潜水艦開発などの争点に対する率直な立場を明らかにした。森本元防衛相は退任後、拓殖大学総長・防衛省特別顧問として活動している。
拓殖大学教授だった森本元防衛相は2012年に野田内閣の防衛相に任命された。当時日本では政治家を登用する慣行を逸脱した人事と注目を浴びた。森本元防衛相は防衛大学卒業後、航空自衛隊操縦士、外務省外交官、野村総合研究所研究員など多様な経験を持つ国際政治分野の専門家だ。
森本元防衛相は「ソウル安保対話2017(SDD:Seoul Defense Dialogue)」に参加するために韓国を訪れた。SDDは今年で6回目をむかえる次官級多者安保協議体で、韓国国防部が2012年にスタートさせた。
森本元防衛相は7日の会議で徐柱錫(ソ・ジュソク)国防部次官をはじめとする国内外の専門家と北朝鮮の核やミサイルの脅威など韓半島の安保について討論した。
――韓半島の最近の情勢が日本にも影響を与えているか。
「北朝鮮の状況は非常に深刻だ。北朝鮮が今月3日に実験した核爆弾の威力は日本に落ちたものより10倍も大きかった。ノドンミサイルに搭載すれば日本に落ちる可能性もあるのではないのか」
――北朝鮮は潜水艦からも核ミサイルを撃つことができるSLBM潜水艦(クジラ級)を開発している。どんな脅威となるのか。
「韓国や日本は北朝鮮のミサイルが北側から飛んでくると考えて備えている。韓国にTHAADを配備する際もそれを考慮したのではないのか。ところが、潜水艦が隠密に北朝鮮の外に出てくればどうするのか。どこから攻撃してくるか分からない。また、韓国と日本の海上交通路にとっても非常に大きな脅威になる」
――韓国がそんな北朝鮮の潜水艦の脅威に対応するために原子力潜水艦を導入するとしたら日本の立場はどうか。
「韓国が決める事であって、日本が特に何か言うことではない。すべての国家が原子力潜水艦を持ちたがっている。一度燃料を充電すれば2年以上の作戦が可能からだ」
――それでは日本はなぜ原子力潜水艦を建造しなかったのか。
「日本は1992年に原子力船『むつ』を試験的に建造した。しかし、その後は原子力潜水艦建造について議論したことはない」
――北朝鮮が駐日米軍基地を撤退しなければ核兵器で攻撃すると日本を脅迫したら、どのように対応するか。原爆の経験がある日本国民が米軍撤退を要求しないか。
「沖縄周辺一部住民が撤退を要求するかもしれないが、多くの国民はしないだろう。日本政府が心配する水準ではないとみる。日本は北朝鮮のそのような脅迫に動揺しない。かえって日本と米軍は軍事力をさらに高め、対処するだろう」
「もし北朝鮮が攻撃するならば日本は当然防御措置を取るだろう。『日米安保条約』により可能だ。日本の外では米軍が防御するだろうが、駐日米軍基地も日本の領土だから日本が防御する。そのように互いに作戦権限を分けることで合意した」
――北朝鮮が先月29日に火星12型ミサイルを日本の東の太平洋に向かって撃った。日本はなぜ迎撃しなかったのか。
「北朝鮮のミサイルは日本の領空から出た。高度100キロメートルより高ければ国際法的に宇宙領域であるため日本では対応できない(当時の北朝鮮のミサイルの最大高度は550キロメートル)。しかし、日本領土に落ちるならば国民を保護するために迎撃することができる」
――北朝鮮が追加核実験をすると予測しているか。
「北朝鮮が核実験をいつするか分からない。常に緊張しなければならない。しかし、北朝鮮は米国を狙って実験をした過去のパターンを繰り返した。今回も北朝鮮の政権樹立日(9月9日)より早い9月3日に実験したのも同じだ。米国のメーデー(毎年9月の第1月曜日、今年は4日)を前に実験することを計画したものとみる」
http://japanese.joins.com/article/203/233203.html
(>>2以降に続く)
拓殖大学教授だった森本元防衛相は2012年に野田内閣の防衛相に任命された。当時日本では政治家を登用する慣行を逸脱した人事と注目を浴びた。森本元防衛相は防衛大学卒業後、航空自衛隊操縦士、外務省外交官、野村総合研究所研究員など多様な経験を持つ国際政治分野の専門家だ。
森本元防衛相は「ソウル安保対話2017(SDD:Seoul Defense Dialogue)」に参加するために韓国を訪れた。SDDは今年で6回目をむかえる次官級多者安保協議体で、韓国国防部が2012年にスタートさせた。
森本元防衛相は7日の会議で徐柱錫(ソ・ジュソク)国防部次官をはじめとする国内外の専門家と北朝鮮の核やミサイルの脅威など韓半島の安保について討論した。
――韓半島の最近の情勢が日本にも影響を与えているか。
「北朝鮮の状況は非常に深刻だ。北朝鮮が今月3日に実験した核爆弾の威力は日本に落ちたものより10倍も大きかった。ノドンミサイルに搭載すれば日本に落ちる可能性もあるのではないのか」
――北朝鮮は潜水艦からも核ミサイルを撃つことができるSLBM潜水艦(クジラ級)を開発している。どんな脅威となるのか。
「韓国や日本は北朝鮮のミサイルが北側から飛んでくると考えて備えている。韓国にTHAADを配備する際もそれを考慮したのではないのか。ところが、潜水艦が隠密に北朝鮮の外に出てくればどうするのか。どこから攻撃してくるか分からない。また、韓国と日本の海上交通路にとっても非常に大きな脅威になる」
――韓国がそんな北朝鮮の潜水艦の脅威に対応するために原子力潜水艦を導入するとしたら日本の立場はどうか。
「韓国が決める事であって、日本が特に何か言うことではない。すべての国家が原子力潜水艦を持ちたがっている。一度燃料を充電すれば2年以上の作戦が可能からだ」
――それでは日本はなぜ原子力潜水艦を建造しなかったのか。
「日本は1992年に原子力船『むつ』を試験的に建造した。しかし、その後は原子力潜水艦建造について議論したことはない」
――北朝鮮が駐日米軍基地を撤退しなければ核兵器で攻撃すると日本を脅迫したら、どのように対応するか。原爆の経験がある日本国民が米軍撤退を要求しないか。
「沖縄周辺一部住民が撤退を要求するかもしれないが、多くの国民はしないだろう。日本政府が心配する水準ではないとみる。日本は北朝鮮のそのような脅迫に動揺しない。かえって日本と米軍は軍事力をさらに高め、対処するだろう」
「もし北朝鮮が攻撃するならば日本は当然防御措置を取るだろう。『日米安保条約』により可能だ。日本の外では米軍が防御するだろうが、駐日米軍基地も日本の領土だから日本が防御する。そのように互いに作戦権限を分けることで合意した」
――北朝鮮が先月29日に火星12型ミサイルを日本の東の太平洋に向かって撃った。日本はなぜ迎撃しなかったのか。
「北朝鮮のミサイルは日本の領空から出た。高度100キロメートルより高ければ国際法的に宇宙領域であるため日本では対応できない(当時の北朝鮮のミサイルの最大高度は550キロメートル)。しかし、日本領土に落ちるならば国民を保護するために迎撃することができる」
――北朝鮮が追加核実験をすると予測しているか。
「北朝鮮が核実験をいつするか分からない。常に緊張しなければならない。しかし、北朝鮮は米国を狙って実験をした過去のパターンを繰り返した。今回も北朝鮮の政権樹立日(9月9日)より早い9月3日に実験したのも同じだ。米国のメーデー(毎年9月の第1月曜日、今年は4日)を前に実験することを計画したものとみる」
http://japanese.joins.com/article/203/233203.html
(>>2以降に続く)