北朝鮮漁船の「接岸亡命」事件を巡り、20日も「韓国軍のうそ」論争が続いた。韓国軍は今月15日に海警から「北朝鮮の木造船が三陟港に入港した」という最初の報告を受けていたにもかかわらず、17日の発表で「三陟港付近で北朝鮮の木造舩を確保した」と言ったことが、またしても問題になった。国防部(省に相当)の崔賢洙(チェ・ヒョンス)報道官は「付近と申し上げていたのは合同調査が進んでいる状況だったから。今回の事案について、軍が正確に知って把握できる部分が限られていたのもあった」と釈明した。
波が高くて北朝鮮の漁船を発見できなかった、という韓国軍の説明も問題になった。韓国気象庁によると、漁船が発見された15日午前5時から7時までの三陟港付近の波高は平均0.2メートル、最大0.5メートル。だが韓国軍は「当時の波高は1.5−2メートルあり、漁船の高さは1.3メートルで波よりも低く、レーダーで識別が難しかった」と説明していた。批判が起こると、韓国軍は「海上作戦中の艦艇の作戦気象を参考にして申し上げた」と釈明した。
また韓国軍は、今月17日の発表では「北朝鮮の木造舩は海流の速度で流されてきた」としていたが、19日には「木造船はエンジンを稼働させて動いた」とした。韓国軍のある関係者は「流されたという表現は、偶然三陟港に北朝鮮の木造舩がやって来たような印象を与えようとしたのではないか」と語った。さらに韓国軍は、漁船にはGPS(衛星利用測位システム)がないとしていたが、国家情報院(韓国の情報機関)は19日、「船からGPSを運び出した」と国会に報告した。北朝鮮の木造船にGPSがあったというのは、15日の海警の状況報告書(第3報)にも記されていた内容だ。
警戒の失敗だけでなく「言を翻す」ことに対する批判が殺到したことを受け、国防部は20日、イ・スンテク監査官を団長に合同調査団を立ち上げ、強力な調査に乗り出した。調査対象は合同参謀本部(合参)、陸軍第23師団、海軍第1艦隊など沿岸・海上の警戒作戦関連部隊だ。
保守系最大野党「自由韓国党」に所属する白承周(ペク・スンジュ)議員の議員室が明らかにしたところによると、朴漢基(パク・ハンギ)合参議長は北朝鮮の漁船が北方限界線(NLL)を越える前日の6月11日午前11時から午後4時50分まで、陸軍第8軍団で警戒作戦の実態を点検し、軍事的な備えの強化を求めていた。第8軍団は、今回問題になった三陟地域の沿岸警戒を担当している。合参議長の警戒強化指示にもかかわらず、レーダー警戒網が突破されたのだ。
今回亡命した2人のうち20代の男性は、韓国ドラマ『花より男子』を見て摘発された後、脱北を決心した−と国会情報委の関係者が伝えた。この男性は、ほかにもドラマ『相続者たち』や映画『暴力サークル』も見たという。
梁昇植(ヤン・スンシク)記者
ソース:朝鮮日報/朝鮮日報日本語版<「波が高くて北漁船を発見できなかった」…うそ説明の釈明に追われる韓国軍>
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/06/21/2019062180041.html
関連スレ:【韓国レーダー照射事件】韓国軍関係者「当時、波が高くて気象条件が悪く、すべてのレーダーを総動員した」★7
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1545575206/-100
波が高くて北朝鮮の漁船を発見できなかった、という韓国軍の説明も問題になった。韓国気象庁によると、漁船が発見された15日午前5時から7時までの三陟港付近の波高は平均0.2メートル、最大0.5メートル。だが韓国軍は「当時の波高は1.5−2メートルあり、漁船の高さは1.3メートルで波よりも低く、レーダーで識別が難しかった」と説明していた。批判が起こると、韓国軍は「海上作戦中の艦艇の作戦気象を参考にして申し上げた」と釈明した。
また韓国軍は、今月17日の発表では「北朝鮮の木造舩は海流の速度で流されてきた」としていたが、19日には「木造船はエンジンを稼働させて動いた」とした。韓国軍のある関係者は「流されたという表現は、偶然三陟港に北朝鮮の木造舩がやって来たような印象を与えようとしたのではないか」と語った。さらに韓国軍は、漁船にはGPS(衛星利用測位システム)がないとしていたが、国家情報院(韓国の情報機関)は19日、「船からGPSを運び出した」と国会に報告した。北朝鮮の木造船にGPSがあったというのは、15日の海警の状況報告書(第3報)にも記されていた内容だ。
警戒の失敗だけでなく「言を翻す」ことに対する批判が殺到したことを受け、国防部は20日、イ・スンテク監査官を団長に合同調査団を立ち上げ、強力な調査に乗り出した。調査対象は合同参謀本部(合参)、陸軍第23師団、海軍第1艦隊など沿岸・海上の警戒作戦関連部隊だ。
保守系最大野党「自由韓国党」に所属する白承周(ペク・スンジュ)議員の議員室が明らかにしたところによると、朴漢基(パク・ハンギ)合参議長は北朝鮮の漁船が北方限界線(NLL)を越える前日の6月11日午前11時から午後4時50分まで、陸軍第8軍団で警戒作戦の実態を点検し、軍事的な備えの強化を求めていた。第8軍団は、今回問題になった三陟地域の沿岸警戒を担当している。合参議長の警戒強化指示にもかかわらず、レーダー警戒網が突破されたのだ。
今回亡命した2人のうち20代の男性は、韓国ドラマ『花より男子』を見て摘発された後、脱北を決心した−と国会情報委の関係者が伝えた。この男性は、ほかにもドラマ『相続者たち』や映画『暴力サークル』も見たという。
梁昇植(ヤン・スンシク)記者
ソース:朝鮮日報/朝鮮日報日本語版<「波が高くて北漁船を発見できなかった」…うそ説明の釈明に追われる韓国軍>
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/06/21/2019062180041.html
関連スレ:【韓国レーダー照射事件】韓国軍関係者「当時、波が高くて気象条件が悪く、すべてのレーダーを総動員した」★7
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1545575206/-100