【バンコク時事】東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）首脳会議が２２日、タイのバンコクで２日間の日程で始まった。ＡＳＥＡＮ独自のインド太平洋構想や海洋ごみ対策、ＡＳＥＡＮ加盟国と日本、中国など１６カ国による東アジア地域包括的経済連携（ＲＣＥＰ）を中心に協議する。
インド太平洋地域では、中国が巨大経済圏構想「一帯一路」の一環として各国の開発政策への関与を強めているのに対し、米国は「自由で開かれたインド太平洋」構想を掲げてけん制している。
ＡＳＥＡＮは双方の間でバランスを取りつつ、域内で主導的役割を果たす考えで、首脳会議では「ＡＳＥＡＮの中心性」を強調する独自構想の採択を目指す。ＡＳＥＡＮ外交筋は「相互信頼の機運を高め、（域外国の）構想を橋渡ししたい」と狙いを話す。
世界で深刻化する海洋ごみ問題も主要議題となる。会議で採択予定の域内の取り組みに関する「バンコク宣言」の草案は、海洋ごみの中でもプラスチックごみの急増に懸念を示し、包括的かつ組織的な対策の強化を訴えている。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019062200344&;g=int
時事ドットコム 2019年06月22日19時58分
インド太平洋地域では、中国が巨大経済圏構想「一帯一路」の一環として各国の開発政策への関与を強めているのに対し、米国は「自由で開かれたインド太平洋」構想を掲げてけん制している。
ＡＳＥＡＮは双方の間でバランスを取りつつ、域内で主導的役割を果たす考えで、首脳会議では「ＡＳＥＡＮの中心性」を強調する独自構想の採択を目指す。ＡＳＥＡＮ外交筋は「相互信頼の機運を高め、（域外国の）構想を橋渡ししたい」と狙いを話す。
世界で深刻化する海洋ごみ問題も主要議題となる。会議で採択予定の域内の取り組みに関する「バンコク宣言」の草案は、海洋ごみの中でもプラスチックごみの急増に懸念を示し、包括的かつ組織的な対策の強化を訴えている。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019062200344&;g=int
時事ドットコム 2019年06月22日19時58分