0001新種のホケモン ★2020/03/13(金) 15:16:00.37ID:CAP_USER
【3月13日 AFP】新型コロナウイルスの感染が急速に拡大した韓国は、中国以外で感染者が最も多く出た国の一つとなった。しかし、時間の経過とともに感染率は大幅に下がり、致死率も世界平均から見れば異例と言っていいほど低い。
11日時点で確認された韓国での感染者数は7755人で、世界で4番目に多い。だが死者数は60人にとどまっており、世界保健機関(WHO)発表の世界平均をはるかに下回る。
韓国はどのような措置を取っており、それは手本になり得るのか。AFPが検証した。
■韓国は新型コロナの大流行にどう対応してきたのか
韓国では、感染が拡大した都市を封鎖する中国の方式を採用せず、情報の開示、国民の参加、検査の拡大という形で取り組んできた。
ウイルス感染が確認された各患者の接触相手を調べ、その関係者に検査の機会を提供したのだ。
政府当局は、感染者の過去14日間の動きを、クレジットカードの利用履歴や監視カメラの映像、携帯電話のデータなどから割り出し、それを政府の公式ウェブサイトに掲載している。また、新たな感染者の出現時には、その地域に居住あるいは働いている人々に警告メッセージを送付する。
こうしたやり方をめぐってはプライバシーの問題が指摘されているが、それでも希望する個人に検査へのアクセスを提供することを可能にしている。
検査費用は約16万ウォン(約1万4000円)。ただ、感染の疑いのある個人(感染が確認された患者との接触がある人)は無料で受けられる。
■どうやって大人数を検査したのか
韓国では1日に1万5000件以上の検査が可能となっており、11日時点での実施件数は22万件に上る。指定のクリニックは500か所を超え、それには患者と医療従事者との接触を最小限に抑えるドライブスルーの施設40か所も含まれる。
この準備態勢の背景にあるのは過去の苦い経験だ。2015年の中東呼吸器症候群(MERS)流行時、韓国では検査資材が不足したために厳しい対応を迫られた。この時の教訓が生かされ、今回の認可迅速化につながった。
中国での流行の始まりから数週間以内に、韓国ではわずか6時間で結果を出すCOVID-19検査キットが政府の緊急認可を受け、診療所での利用が可能となった。
■政府指示への反応は
当局は、不必要な外出や会合を避けるなど、他者との接触を最小限に抑えるよう人々に求めた。その結果、ソウル市内の普段は活気にあふれる地域でさえ、街中は静まり、店やレストランの客は半減した。
■なぜ致死率が低いのか
このウイルス感染による致死率の世界平均3.4%に対して、韓国では0.77%という低さとなっている。これには、幾つかの要因がある。早期の治療を可能とする早期発見と広範な検査で軽度および無症状の感染者が確認されることだ。これにより、感染件数の総数は押し上げられるが、その一方で致死率は下がる。
他方で、韓国での感染者の半数近くが40歳未満であることもある。これには、感染拡大を招いた新興宗教が関係している。ここでの信者多くが20〜30代女性だったのだ。世界的に見ると、最も命に危険があるのは高齢者の感染とされている。
■韓国を手本とみなすべきか
約600人が感染し、十数人が死亡している日本の状況について、東京を拠点とする「医療ガバナンス研究所(Medical Governance Research Institute)」理事長の上昌広(Masahiro Kami)氏は、日本では広範な検査が行われておらず、韓国の対応から学ぶことができると話す。
同氏は、ウイルスを抑制するために重要となる最初の措置が検査であると指摘し、韓国の対応は「あらゆる国にとって、良い手本となる」と続けた。
(c)AFP
https://www.afpbb.com/articles/-/3273107?cx_amp=all&act=all
2020年3月13日 10:30
11日時点で確認された韓国での感染者数は7755人で、世界で4番目に多い。だが死者数は60人にとどまっており、世界保健機関(WHO)発表の世界平均をはるかに下回る。
韓国はどのような措置を取っており、それは手本になり得るのか。AFPが検証した。
■韓国は新型コロナの大流行にどう対応してきたのか
韓国では、感染が拡大した都市を封鎖する中国の方式を採用せず、情報の開示、国民の参加、検査の拡大という形で取り組んできた。
ウイルス感染が確認された各患者の接触相手を調べ、その関係者に検査の機会を提供したのだ。
政府当局は、感染者の過去14日間の動きを、クレジットカードの利用履歴や監視カメラの映像、携帯電話のデータなどから割り出し、それを政府の公式ウェブサイトに掲載している。また、新たな感染者の出現時には、その地域に居住あるいは働いている人々に警告メッセージを送付する。
こうしたやり方をめぐってはプライバシーの問題が指摘されているが、それでも希望する個人に検査へのアクセスを提供することを可能にしている。
検査費用は約16万ウォン(約1万4000円)。ただ、感染の疑いのある個人(感染が確認された患者との接触がある人)は無料で受けられる。
■どうやって大人数を検査したのか
韓国では1日に1万5000件以上の検査が可能となっており、11日時点での実施件数は22万件に上る。指定のクリニックは500か所を超え、それには患者と医療従事者との接触を最小限に抑えるドライブスルーの施設40か所も含まれる。
この準備態勢の背景にあるのは過去の苦い経験だ。2015年の中東呼吸器症候群(MERS)流行時、韓国では検査資材が不足したために厳しい対応を迫られた。この時の教訓が生かされ、今回の認可迅速化につながった。
中国での流行の始まりから数週間以内に、韓国ではわずか6時間で結果を出すCOVID-19検査キットが政府の緊急認可を受け、診療所での利用が可能となった。
■政府指示への反応は
当局は、不必要な外出や会合を避けるなど、他者との接触を最小限に抑えるよう人々に求めた。その結果、ソウル市内の普段は活気にあふれる地域でさえ、街中は静まり、店やレストランの客は半減した。
■なぜ致死率が低いのか
このウイルス感染による致死率の世界平均3.4%に対して、韓国では0.77%という低さとなっている。これには、幾つかの要因がある。早期の治療を可能とする早期発見と広範な検査で軽度および無症状の感染者が確認されることだ。これにより、感染件数の総数は押し上げられるが、その一方で致死率は下がる。
他方で、韓国での感染者の半数近くが40歳未満であることもある。これには、感染拡大を招いた新興宗教が関係している。ここでの信者多くが20〜30代女性だったのだ。世界的に見ると、最も命に危険があるのは高齢者の感染とされている。
■韓国を手本とみなすべきか
約600人が感染し、十数人が死亡している日本の状況について、東京を拠点とする「医療ガバナンス研究所(Medical Governance Research Institute)」理事長の上昌広(Masahiro Kami)氏は、日本では広範な検査が行われておらず、韓国の対応から学ぶことができると話す。
同氏は、ウイルスを抑制するために重要となる最初の措置が検査であると指摘し、韓国の対応は「あらゆる国にとって、良い手本となる」と続けた。
(c)AFP
https://www.afpbb.com/articles/-/3273107?cx_amp=all&act=all
2020年3月13日 10:30