0001すらいむ ★2022/12/24(土) 20:44:52.99ID:5EwTy8H1
光ピンセットを使って原子をキャッチボールすることに成功!
原子サイズのキャッチボールが実現しました。
韓国科学技術院(KAIST)で行われた研究によれば、光を使って物体を掴む光ピンセット技術を用いて、原子を放り投げて後に再補足する、原子レベルのキャッチボールに成功した、とのこと。
これまでにも光ピンセットを使った原子レベルの操作は行われてきましたが、既存の方法は原子を目的地に輸送するまで光ピンセットで「掴み続ける」必要があり、原子の状態に少なからぬ影響を与えてしまいます。
そのため、もし「掴み」対象となる原子が量子コンピューターのビットとして機能していた場合、量子もつれが崩壊して計算エラーが起きる可能性がありました。
ですが新たな方法では、2つの光ピンセットの一方を加速器、もう一方を減速器として用いることで、原子を目的地に投げ飛ばすようにして輸送することが可能なため、原子の状態を保つことが可能になります。
研究者たちは、量子コンピューターのビットとして機能している粒子を同じように状態を保ったまま投げて移動させることができれば、量子コンピューティングと量子通信を同時に実現できる「飛ぶ量子メモリ」を実現できると述べています。
しかし、そもそも光ピンセットはどうして、光を使って物体を掴むことが可能なのでしょうか?
今回は光ピンセットの基本原理を解説しつつ、新たな研究成果を報告していきたいと思います。
研究内容の詳細は2022年12月2日、プレプリントサーバーである『arXiv』にて発表されました。
ナゾロジー 2022.12.21
https://nazology.net/archives/119420
原子サイズのキャッチボールが実現しました。
韓国科学技術院(KAIST)で行われた研究によれば、光を使って物体を掴む光ピンセット技術を用いて、原子を放り投げて後に再補足する、原子レベルのキャッチボールに成功した、とのこと。
これまでにも光ピンセットを使った原子レベルの操作は行われてきましたが、既存の方法は原子を目的地に輸送するまで光ピンセットで「掴み続ける」必要があり、原子の状態に少なからぬ影響を与えてしまいます。
そのため、もし「掴み」対象となる原子が量子コンピューターのビットとして機能していた場合、量子もつれが崩壊して計算エラーが起きる可能性がありました。
ですが新たな方法では、2つの光ピンセットの一方を加速器、もう一方を減速器として用いることで、原子を目的地に投げ飛ばすようにして輸送することが可能なため、原子の状態を保つことが可能になります。
研究者たちは、量子コンピューターのビットとして機能している粒子を同じように状態を保ったまま投げて移動させることができれば、量子コンピューティングと量子通信を同時に実現できる「飛ぶ量子メモリ」を実現できると述べています。
しかし、そもそも光ピンセットはどうして、光を使って物体を掴むことが可能なのでしょうか?
今回は光ピンセットの基本原理を解説しつつ、新たな研究成果を報告していきたいと思います。
研究内容の詳細は2022年12月2日、プレプリントサーバーである『arXiv』にて発表されました。
ナゾロジー 2022.12.21
https://nazology.net/archives/119420