エッシェンバッハのデビュー当時のモーツァルトはごく真っ当なものだった。
変貌を遂げるのは1970年代。
ショパンの前奏曲 シューベルトのソナタ第21番 ベートーヴェンの最後の三つのソナタなどなど。
重苦しく陰鬱で分裂症のような感性は後の指揮者としての音楽造りを予見させるものだ。