今年が新演出のオランダ人の舞台写真が以下に掲載されている。

https://www.sueddeutsche.de/kultur/bayreuth-festspiele-fliegender-hollaender-richard-wagner-1.5363897

 見ての通り、海は全然出てこず、小さな町が舞台になっている。序曲の間に、物語の前史が無声映画で上映される。
(近年のバイロイトでは、タンホイザーや指輪など映像が多用される傾向がある。)

 前史というのは、こうだ。
ゼンタが生まれる前にダーラントは婚外子を作った。その母親は町の人間に暴行され殺された。婚外子は町を離れて
育った。何年か経ってその婚外子は成長し、復讐のために町に戻って来た。それがオランダ人だ。

 なんか韓ドラみたいな設定だな。