エリーザベット夫人の証言をまとめた志鳥栄八郎氏の著書によると、
WFは、年々衰え行く聴覚の事もあり、若い頃から興味を抱いていた、作曲の方に
活動を移したがっていたとある。そういう心境にあって、チェリビダッケほかの様な
新進気鋭の登場は、当然と捉えていた筈で、世に言われるほど嫉妬だの焦りだのに
駆られていたと言うのは、いかにも迂闊な見方。
人生浅い人のメガネで、そして自分の心象中心で、何事も判断しようとするから、
そんな話題にはしゃぐ愚か者が、さらにそこに集い虚構世界を餌に、虚しい宴会状態になる。