では他の国のHi-Fi技術と何が違うかというと
戦時中に開発された音響機材はドイツ国内で規格標準化され
なおかつノイマン、AEG、BASF、クラングフィルムなどは国営化されて
専売企業のような扱いをうけることができた。
ラジオ部品についても標準化が進んでおり、真空管はもとより
スピーカーなどは戦後に独占企業を解体していったが
ジーメンス、イゾフォン、サバなどは同じ規格で製造された。
これにFM放送という公共メディアの規格が加わっていたのだ。

これは何を意味しているかというと
英米のオーディオメーカーやレコード会社のようなサウンドポリシーの違い
足並みの揃った規格の一歩先を争う百花繚乱、玉石混淆のようなことは
起こり得ないことになる。自由競争とは逆の船団方式で挑んでいたのだ。
これは現在のリマスター音源に関する小競り合いからすれば
全く逆の価値観が働いていたことになる。