声帯筋》は声帯伸張力を利用して声門全体を閉め、閉鎖力は〈外側甲状披裂筋〉より強く、伸張力による負の影響を受けづらいので、《輪状甲状筋》による声帯伸張で音高調節が行われる伸張音域(男G3以上、女B3以上、個人差あり)で声門全体を閉める主役となる。

一方で、〈外側甲状披裂筋〉は声帯伸張による負の影響をもろに受けるので、伸張音域では主体的に働けず、伸張音域の下限の約1オクターブ上(男G4、女B4、個人差あり)で完全に機能停止する。

★〈外側甲状披裂筋〉は声帯を短縮させて弛ませて音を低くしていくのが本業であり、その作用に声門全体を閉める力が少し付随するだけ。

これのこと?