>>287

普段の教室でも使用

「子供を学校に迎えに行ったとき、クラスの同級生から
『〇〇(朝鮮語読み)のお母さん?』と呼ばれて衝撃を受けた」。
この学校の民族学級に子供が参加する母親は、取材にこう明かした。

母親によると、親族に朝鮮半島にルーツがある人がいることから民族学級に在籍しているが、
子供は日本国籍で、日本名で生活している。そもそも朝鮮語読みする名前はない。
それなのに民族学級では学校側に勝手に付けられた朝鮮名で呼ばれていた。
母親は子供に「嫌ではないか」と尋ねると、
「嫌だけど(民族学級の児童は)みんなそう呼ばれているから」と答えたという。

別のケースでは、母親がルーツを子供に伝えていなかったにもかかわらず、
学校で子供は朝鮮語の名前で呼ばれていた。
「朝鮮語読み」をやめるよう学校側に訴えたが、今まで改まることはなかったという。

校長は取材に対し、保護者の求めがあっても子供の心の揺れ動きを慎重に見極める必要があるため、
朝鮮語読みをすぐにやめるのは難しかったとする。

今年6月上旬、今回の問題がSNS(会員制交流サイト)を通じて知られるとともに、
一部の保護者が学校側に本名以外で呼ばないよう改めて求め、
学校側は「本名を大事にする」との文書を保護者に配った。