>>748

「李在明大統領」なら同盟破壊

――「中国の陰謀」を米国は黙って見ているのですか?

鈴置:中国の動きには神経を尖らせています。
例えば、「Foreign affairs」に「A grand Bargain With North Korea」(7月29日)を
寄稿したV・ブルックス(Vincent Brooks)前在韓米軍司令官。

 大統領選挙に関し「韓国は狡猾で陰険な勢力の標的になる可能性が高い」
「大衆迎合的な候補者らが反米・反同盟的な政策を維持する兆しがすでに見える」
と危機感を募らせました。

「反米・反同盟で大衆に迎合する候補者」とは、
左派候補の中で一番人気の李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事のことでしょう。
米国が最も警戒する候補者です。
ただ、米国は中国のように露骨に圧力をかけるのではなく、水面下で動くと思われます。

「面従腹背の文在寅 ソウルに戻ると即、金正恩に“詫び状” 米国でも始まった
『嫌韓』」でも指摘しましたが、アジア専門家のG・チャン(Gordon Chang)氏は
「米国は韓国の大統領選挙に介入する力はない」としつつも
「何もしないことで結果を出せる」と主張しました。