[現場] 鉄鋼生態系「鉄鋼産業団地」もロックされた… 浸水・原料供給難二重苦
アン・テホ記者

登録 2022-09-15 05:00

セア製鋼は鋼管を生産する。特に直径2インチの小口径鋼管を作る工場の被害が大きかった。工場内に入ると出荷を控えて束に縛られた小口径鋼管の上に泥が積もっている。一方では高圧ホースで鋼管内外を洗浄していた。床に厚く泥が積もった状態だったが、工場入口付近には薄い泥層が干ばつの際に露出した田んぼのように割れていた。会社職員は「10月初めになるまで全工程が正常に稼働すると見ている」とし「幸いに急いだ物量は8月にすべて納品をして今は問題はないが来年初め大量納品件があって心配だ。設備稼働準備が完了しても特別延長勤労をしなければ納期が難しい可能性がある」と憂慮した。
原料の大部分を浦項製鉄所で受けて内燃機関用特殊鋼を生産するㄷ製講師は原料の需給が心配だ。ポスコが浦項製鉄所で生産した中間製品「スラブ」を光陽製鉄所に移して生産する方案を検討中だが、同社が受けなければならない原料は光陽で生産が難しいという。この日<ハンギョレ>と出会った同社の従業員ㄴ氏は「現代製鉄で一部原料を受け取るが、ほぼほとんどを浦項製鉄所で受ける。現代製鉄物量と残りの在庫があり、まだ生産には問題がないが、長期化すると納品に困難を経験することもある」と話した。
鉄鋼産業団地には鉄鋼業者だけがいるわけではない。セメント・肥料・化学業者が入居している。鉄鋼製品の生産過程で出てくる副産物を原料としてセメントと肥料を作るためだ。これらも浸水被害と原料供給難という二重高に直面している。
化学会社OCI浦項工場は浦項製鉄所と産団入居業者のほとんどにスチームを供給する。カーボンブラック生産過程で発生する副産物であるスチームを地下パイプに供給する。OCI浦項工場は浦項浸水の主犯として指摘された冷泉を中心に浦項製鉄所と向かい合っており、浸水被害を避けられなかった。OCI関係者は<ハンギョレ>との通話で「(浸水被害により)工場稼動ができず、スチーム販売もできずにいる」と話した。山壇全体が有機的に繋がっている構造なので、一箇所でも復旧が遅れれば被害は続くしかない。