【ソウル聯合ニュース】韓国疾病管理庁は24日、ウイルス感染症「サル痘(エムポックス)」の国内の感染者が21~23日の3日間で10人増え、累計30人になったと発表した。

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仁川国際空港内の電光掲示板に表示されたサル痘に関する注意喚起の映像(資料写真)=(聯合ニュース)

 21日と22日にそれぞれ4人、23日に2人の感染が確認されたという。

 新たに感染が確認された10人はいずれも発症前3週間の海外渡航歴がなく、国内で感染したとみられる。疾病管理庁は感染経路などについての詳細な調査を進めている。

 10人全員が隔離病床で治療中であるものの、容体は全般的に良好という。

 サル痘に感染すると発熱や発疹などの症状が出る。多くは2~4週間で自然に回復し、致死率は1%未満と報告されている。

 韓国では昨年6月に最初の感染者が確認された。5例目の感染者までは海外で感染後に入国したケース、あるいはこれと関連した感染だった。6例目以降はすべて国内で感染したとみられている。

 疾病管理庁は新たな感染を最小限に抑えるため、予防規則を広報し、感染が疑われる症状があれば届け出るよう呼びかけている。

 届け出や問い合わせの件数は4月第1週の4件から第3週には102件に増えた。

 疾病管理庁は「エムポックスはワクチン、治療薬、診断能力が十分にあるため、現在の防疫対応能力で十分に管理が可能」とし、
「申告者の個人情報は徹底的に保護しているため、感染が疑われる症状があればためらうことなく近くの医療機関や保健所で診療、検査を受けてほしい」と強調した。

記事一覧 2023.04.24 15:46
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