沖縄県の玉城デニー知事は24日の定例記者会見で、尖閣諸島(同県石垣市)周辺で操業する日本漁船について、「ぜひ安全・安心な領域で
漁を行うことを選択した方がよろしいのでは」と述べた。尖閣周辺の領海外側にある接続水域で中国海警船の連続航行が20日、過去最長の
335日に達したことに対しては「領土・領海など国の主権にかかわる問題は、一義的には政府において解決されるべきものだ」と述べ、
中国側に抗議しない考えを改めて示した。産経新聞記者の質問に答えた。

・米政府には何度も抗議
玉城氏は、尖閣周辺で中国側が力による一方的な現状変更の試みを先鋭化させていることには抗議しない一方、県内で相次いだ
在沖縄米兵による性的暴行事件では米政府側に何度も抗議している。

記者から、米国と中国に対する姿勢に差があるのではないかと指摘された玉城氏は「日米同盟関係の平等性、公平性に基づいて発言して
いる」と強調。国土面積の0・6%の沖縄県に全国の70・3%の在日米軍専用施設・区域が占有しているとして、「その重すぎる負担によって
(米兵による)事件・事故が続発しているのではないかという不安が、県民からは一向に払拭される方向性が見えない」などと述べた。
さらに、「同盟関係の安定的な推移を国民、県民に求めるのであれば、同時のそのため責任をしっかり果たすべきだ」との認識を示した。

・中国船常駐化、自由に漁へ行けず
尖閣はかつて、船が沈みそうになるほど大漁に恵まれ、地元漁師に「宝の海」と呼ばれる好漁場だったが、平成24年の国有化後、
中国による挑発が激しさを増し、周辺海域に中国海警船を常駐化。八重山地域の漁師たちが自由に漁に行けない状態が続いている。

記者が尖閣で漁をする漁民の不安について問うと、玉城氏は「漁をする方がどこで漁をするかというのは、私たちが『あっちでやれ』
『こっちでやるな』というわけにはいかないので、ぜひ安全・安心な領域で漁を行うことを選択した方がよろしいのではないか」と
語った。(大竹直樹)

2025/10/24 16:26
https://www.sankei.com/article/20251024-IOVINIUWBRPVZGEUT7NRQAFHNA/

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