「炊飯器の電源ケーブルをクライオ処理したやつに換えたらご飯が美味しく炊けたよ!」
「プリンターのUSBケーブルをOFCに換えたら写真プリントが格段に鮮明になった!」
こんなことを真顔で言ったら世間では笑えないジョークととらえるか、
本当に信じていたとしたら完全に奇人変人、基地外扱いだろう。

でも異次元オカルト空間、ピュアオーディオの世界だけは違うのだ。
こんな取るに足らないアホらしい戯言レベルの話が評論家やユーザーの間でまことしやかに語られ、
(メーカー自身がこんなウソ、デタラメ、オカルトを広告に載せたら景品表示法で一発アウト!
 そんなことは彼らは百も承知なので専門誌の広告料を通じて評論家に代弁させている)
無意味なゴミ商品が法外な値付けで平然とショップの店頭に並んでいるのがピュアオーディオの日常。
こんな基地外法権、もとい治外法権商売が消費者庁や公取に見逃されているのは何故なのか?

その理由は、ピュアオーディオの異常な世界に集っているのは、頭のネジが緩んでるか外れてる人や
老い先短い高齢者がほとんどであり、税金で購われている役人がわざわざ出張って
いまさら彼らのファンタジー、ささやかな愉悦を奪うこともなかろうという恩情溢れるお目こぼし、
高齢者福祉の下支えという観点もあるからだろう。
または、空耳につけ込んだ泡沫デタラメ業界の腐敗っぷりは、すでにネットなどで白日の下に
曝されており、新規ユーザー(情弱なマヌケ)も限られていることから、放置しておいても
既存ユーザーの天寿全うとともに近々自壊するという判断も働いているのかも知れない。