>>312
「まけ(任け/罷)/いとま(暇)/ひま(暇)」を「ゆる(許)し」としての"licence"に対応させて捉へる概念化の妥当性は、次のような歌における「ひま」という表現の用法を見ても確かめることができる。

>谷風に 解くる氷の ひまごとに 打ちいづる波や 春のはつ花 − 当純
(出典 『和漢朗詠集』)