0001新種のホケモン ★2020/08/22(土) 08:22:00.40ID:CAP_USER
チョン・グァンフン牧師と手を握った保守勢力
性的少数者、イスラム、差別禁止法を攻撃目標として扇動
「共通の利益」のために互いに利用
大型教会の行事に与野党の議員たちが
大挙参加するのは見慣れた光景に
政治と宗教の癒着、もう変えねば
2020年8月15日は、大韓民国の歴史において最も奇妙かつ不幸な光復節の中の一つとして記録される可能性が高い。チョン・グァンフン牧師という理解するのが難しい人物に代表される一部のプロテスタント勢力と、キム・ムンス氏、ミン・ギョンウク氏、キム・ジンテ氏、チャ・ミョンジン氏などの前職の保守政党の国会議員はもちろん、極右保守団体やユーチューバー、論客が総出動し、全国から貸切バスなどを利用し押し寄せた保守派の市民たちがソウルの光化門(クァンファムン)広場を満杯にし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ウイルスを無差別的に広めたからだ。
その波紋と後遺症は桁外れだ。大邱(テグ)の新天地、ソウル梨泰院(イテウォン)の集団感染の危機をようやく乗り越え、注意深く日常を探っていた大韓民国が、自らの機能の相当部分を止め、凍りついてしまった。社会的距離措置(ソーシャル・ディスタンス)の2段階引き上げにより、カラオケやインターネットカフェなどの“ハイリスク群”の業種の営業が禁止され、結婚式を含む全ての50人以上の室内集会も禁止された。各種学校の2学期の登校など学事日程も、支障が生じるのが不可避になった。一部のメディアでは「ドジョウ1匹(チョン・グァンフン牧師)が大韓民国を泥水にした」という批判的表現も使われたりした。
______________
チョン・グァンフン牧師を育てたファン・ギョアン元代表と保守政党
実は、チョン・グァンフン牧師という人は、一人ではこのように国を揺るがす影響力や力量、業績、地位などを一つも備えていなかった。むしろ、学歴詐称疑惑や公開の場でのセクハラ、性差別発言などにより、大衆的な嘲弄や戯画化の対象に過ぎなかった。そして2007年の大統領選挙の際に「李明博(イ・ミョンバク)長老に投票しなければ、いのちの書から消す」という発言をして本格的に政治の第一線に飛び込み、政治と宗教を繋ぐ役割を自任していたと見られる。以後、選挙法違反で拘束され有罪判決を受け、韓国基督教総連合会(韓基総)の会長の座を巡る争いで、民事と刑事の裁判を行った
大韓民国には、政治と権力の力を借りて教勢を拡張しようとする大型教会中心のプロテスタント勢力と、宗教の力と影響力を借りて支持率を高め、選挙に勝利しようとしていた政治勢力があった。チョン・グァンフン牧師は、その間を仲栽し繋げば、大きな利益と影響力が生じるという点を看破したものと見られる。大韓民国の保守政治勢力は、1948年の政府樹立以後、長期間政権を担い、「北朝鮮の脅威」「アカ」「従北左派勢力のうごめき」などの赤狩りの「マッカーシズム」を伝家の宝刀のように振り回し、危機を脱してきた。大型教会中心の保守プロテスタント勢力もやはり、「信仰を口実に金を稼ぐ」「教会を私有化し世襲する」という批判や教会内での性暴行疑惑などが明らかになるたびに、「従北左派の陰謀」「反キリスト教勢力の攻撃」などを前面に出し、危機を脱してきた。二つの勢力の間に「共通の利益」と「共通の敵」があるのだ。そして、互いを必要とした。
(続く)
(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/958810.html
韓国語原文入力:2020-08-22 02:32
訳M.S
登録:2020-08-22 07:11 修正:2020-08-22 07:22
ハンギョレ
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/37553.html
昨年3月20日、当時の自由韓国党のファン・ギョアン代表(右)がソウル鍾路区の韓国基督教総連合会で開かれた元老らとの面談に参加し、チャン・グァンフン代表会長に挨拶をしている/聯合ニュース
https://i.imgur.com/o7tK3zp.jpg
当時の自由韓国党のファン・ギョアン代表(右2番目)が昨年11月20日、大統領府の噴水台近くで開かれた「文在寅下野汎国民闘争本部」主催の集会を訪れ、総括代表であるチョン・グァンフン牧師(右)の演説を聞いている/聯合ニュース
https://i.imgur.com/jcxD2v6.jpg
性的少数者、イスラム、差別禁止法を攻撃目標として扇動
「共通の利益」のために互いに利用
大型教会の行事に与野党の議員たちが
大挙参加するのは見慣れた光景に
政治と宗教の癒着、もう変えねば
2020年8月15日は、大韓民国の歴史において最も奇妙かつ不幸な光復節の中の一つとして記録される可能性が高い。チョン・グァンフン牧師という理解するのが難しい人物に代表される一部のプロテスタント勢力と、キム・ムンス氏、ミン・ギョンウク氏、キム・ジンテ氏、チャ・ミョンジン氏などの前職の保守政党の国会議員はもちろん、極右保守団体やユーチューバー、論客が総出動し、全国から貸切バスなどを利用し押し寄せた保守派の市民たちがソウルの光化門(クァンファムン)広場を満杯にし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ウイルスを無差別的に広めたからだ。
その波紋と後遺症は桁外れだ。大邱(テグ)の新天地、ソウル梨泰院(イテウォン)の集団感染の危機をようやく乗り越え、注意深く日常を探っていた大韓民国が、自らの機能の相当部分を止め、凍りついてしまった。社会的距離措置(ソーシャル・ディスタンス)の2段階引き上げにより、カラオケやインターネットカフェなどの“ハイリスク群”の業種の営業が禁止され、結婚式を含む全ての50人以上の室内集会も禁止された。各種学校の2学期の登校など学事日程も、支障が生じるのが不可避になった。一部のメディアでは「ドジョウ1匹(チョン・グァンフン牧師)が大韓民国を泥水にした」という批判的表現も使われたりした。
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チョン・グァンフン牧師を育てたファン・ギョアン元代表と保守政党
実は、チョン・グァンフン牧師という人は、一人ではこのように国を揺るがす影響力や力量、業績、地位などを一つも備えていなかった。むしろ、学歴詐称疑惑や公開の場でのセクハラ、性差別発言などにより、大衆的な嘲弄や戯画化の対象に過ぎなかった。そして2007年の大統領選挙の際に「李明博(イ・ミョンバク)長老に投票しなければ、いのちの書から消す」という発言をして本格的に政治の第一線に飛び込み、政治と宗教を繋ぐ役割を自任していたと見られる。以後、選挙法違反で拘束され有罪判決を受け、韓国基督教総連合会(韓基総)の会長の座を巡る争いで、民事と刑事の裁判を行った
大韓民国には、政治と権力の力を借りて教勢を拡張しようとする大型教会中心のプロテスタント勢力と、宗教の力と影響力を借りて支持率を高め、選挙に勝利しようとしていた政治勢力があった。チョン・グァンフン牧師は、その間を仲栽し繋げば、大きな利益と影響力が生じるという点を看破したものと見られる。大韓民国の保守政治勢力は、1948年の政府樹立以後、長期間政権を担い、「北朝鮮の脅威」「アカ」「従北左派勢力のうごめき」などの赤狩りの「マッカーシズム」を伝家の宝刀のように振り回し、危機を脱してきた。大型教会中心の保守プロテスタント勢力もやはり、「信仰を口実に金を稼ぐ」「教会を私有化し世襲する」という批判や教会内での性暴行疑惑などが明らかになるたびに、「従北左派の陰謀」「反キリスト教勢力の攻撃」などを前面に出し、危機を脱してきた。二つの勢力の間に「共通の利益」と「共通の敵」があるのだ。そして、互いを必要とした。
(続く)
(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/958810.html
韓国語原文入力:2020-08-22 02:32
訳M.S
登録:2020-08-22 07:11 修正:2020-08-22 07:22
ハンギョレ
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/37553.html
昨年3月20日、当時の自由韓国党のファン・ギョアン代表(右)がソウル鍾路区の韓国基督教総連合会で開かれた元老らとの面談に参加し、チャン・グァンフン代表会長に挨拶をしている/聯合ニュース
https://i.imgur.com/o7tK3zp.jpg
当時の自由韓国党のファン・ギョアン代表(右2番目)が昨年11月20日、大統領府の噴水台近くで開かれた「文在寅下野汎国民闘争本部」主催の集会を訪れ、総括代表であるチョン・グァンフン牧師(右)の演説を聞いている/聯合ニュース
https://i.imgur.com/jcxD2v6.jpg