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▲ 日本のアニメーション、『鬼滅の刃(クィミョルウィ・カルナル)』の主人公である炭治郎(タンヂロ)が着用している耳飾りが)、日本の帝国主義の象徴である『旭日旗』を連想させるという指摘が絶えず提起されてきた。
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19年間、日本の歴代興行収入1位を守ってきた『千と千尋の神隠し(センとチヒロの行方不明)』を追い抜き、新たに1位になった興行作品が登場した。日本のアニメーション『鬼滅の刃(クィミョルウィ・カルナル)』で、全世界での累積発行部数1億2,000万部を記録した漫画の劇場版である。このような前例がない興行にもかかわらず、鬼滅の刃は来る27日の(韓国)国内公開を控えて右翼論難が浮上し、論難の中心に立った。

これまで、鬼滅の刃の主人公である『炭治郎(タンヂロ)』が着用している耳飾りが、日本の帝国主義の象徴である『旭日旗』を連想させるという指摘が絶えず提起されてきた。赤い太陽の周囲に日差しが広がって行く戦犯旗の模様を、そのまま持ってきたという批判だった。これをめぐり、主要なオンラインコミュニティーでは、「花札からインスピレーションを受けたもので、日本の帝国主義思想とは関連がない」という意見と、「日本の帝国主義を形象化した耳飾りで、意図とは関係なく批判されて当然だ」という意見が対立してきた。

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▲ 来る27日の(韓国)国内公開を控えて公開された日本のアニメーション、鬼滅の刃の予告編のキャプチャー。主人公である炭治郎の耳飾りの模様が変更となった。

あるネチズンは、「炭治郎の耳飾りが旭日旗を連想させるのは事実だが、作品内容は帝国主義とは関係がない」とし、「旭日旗に対する歴史認識が不足して起きた間違いにすぎない」と指摘した。 また他のネチズンも、「旭日旗を描くから(使うから)といって全て右翼ではなく、行き過ぎた憶だ」と強調した。それでも数多くのネチズンたちは、「アニメを見ていて耳飾りが気になり、途中で切った」とし、「いかなる理由であれ、露骨に旭日旗模様を使ったことは批判されるべきで、不買しなければならない」という意見を示した。

旭日旗をめぐる批判が続くと、アニメーション制作会社は旭日旗模様を修正した。タコ足のように伸びていく線を消し、赤い円だけを残した。(韓国)国内で公開された予告編でも、主人公である炭治郎の耳飾り模様の変更が確認できる。それでも一部のネチズンたちは、「劇場版アニメのみ削除されただけで、原作漫画や日本で販売されているクッヂュ(グッズ=商品)には、そのまま旭日記旗が残っている」と刃を研いでいる。

(略)

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パク・ロミョン記者

ソース:ヘラルド経済(韓国語)
http://news.heraldcorp.com/view.php?ud=20210123000089