旅行を終え、家族のいる大阪府に帰るために釧路発関空着の便を利用しました。
ピーチがホームページで着用をお願いしていることは把握しています。
ただジェットスターのように「必須」とは書いておらず、空港での搭乗手続きの際も、地上係員から指摘はありませんでした。
「なぜ自主的に申告しなかったのか」という指摘もありますが、健康状態を他人に伝えることはあまり気持ちの良いことではありません。
事前のお願いがない以上、わざわざやる必要もないと思いました。

―搭乗した機内で何があったのでしょうか。
当日は霧の影響で搭乗が20分ほど遅れていました。
着席後に女性の客室乗務員が来て、マスクの着用を要請されたので「承りましたが、マスクはしません」と回答しました。
他の乗客の耳目がある中で着用できない健康上の理由を明らかにする必要もないですし、
負い目を感じないといけないとも思いません。あくまでお願いに対してNOを示しただけです。

―その後も客室乗務員とのやりとりは続いたのですか。
私が拒否した後も他の客室乗務員が何人も入れ替わりやってきてマスクの着用をお願いされました。
着けない理由は聞かれず、筆談で説明しようと「書面でやりとりしたい」と提案しましたが、受け入れてもらえませんでした。

すると、私と同じ列に座っていた乗客の男性から「気持ち悪い。こんなんと一緒に乗られへん。あっち行け」と言う暴言がありました。
マスクをしてないだけで気持ち悪いと言われるのは心外です。
「侮辱だ。謝罪をしてください」とその乗客に強く抗議をしました。
そばにいた客室乗務員にも「機内の秩序を乱しているのでこの乗客に謝罪させてほしい」とお願いしましたが、
対応はなく「このままでは飛び立てません」と、マスクを着けるか席の移動を指示されましたが応じませんでした。

―座席の移動はなぜ応じなかったのでしょうか。
気にする人が移動すれば良いと思ったからです。その時点で既にシートベルトを締めて荷物を置いた状態でした。
座っていたのは3人席の端で同じ列の乗客との間は開いており、感染防止の観点からも動く必要は無いと思いました。

乗客から「あっちへ行け」と言われて、移動したくないと意固地になってしまった部分もあったかもしれません。