よく警察もののドラマなんかであるけど、組織の中であえて異を唱えて一人「反骨精神」発揮するようなキャラが登場するよね、もしかしたら維新とか改革派政治家とかいうのをそんなのとダブらせてる人が多いのかな。メディアもそういう演出をしてるところがある。

すでに自民党の主流派がネオリベ改革派系人脈にとっくに入れ替わっていて、維新にしてもその別働隊にすぎないのに、いまだに古臭い人が牛耳る組織や既得権に立ち向かうヒーロー風のキャラが登場して活躍しているかのように演出しているんだよね。

なのに橋下や吉村は「僕たちは叩かれている、嫌われている!」と被害者ポジション憑依戦略を行使して同情を得ようとしている。自分たちを被害者弱者に偽装することは古典的な政治手法だろうけど。それをメディアが援護射撃するという醜悪な図。

完全に権力側体制側なのにいつまでも反権力側革命側であるかのように振る舞うのって中国共産党と同じじゃないかと言われても仕方がないよな。

維新の場合、不祥事があっても自民党ほど問題にされず適当に触れられて立ち消えしてしまう傾向が強いと思うんだけど、これは建前上国政では野党だからというのもあるんだろうけど、それだけではないよね。大阪では完全に与党で権力側だけど、地元メディアにもほとんど批判されないし。